あまめはぎ

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あまめはぎは、石川県輪島市鳳珠郡能登町に伝わる伝統行事(妖怪)。能登のアマメハギという名称で1979年昭和54年)重要無形民俗文化財に指定された。また伝承の途絶えていた新潟県村上市でも、2005年平成17年)に保存会が発足し、行事が復活した(村上市の無形文化財)。

概要[編集]

囲炉裏火鉢に長くあたっているとできる火だこのことをアマメと言い、怠け者の証しとされている。これを剥ぎ取る妖怪がアマメハギである[1]。類似の行事は日本各地に伝わっており特に裏日本に多く秋田県男鹿なまはげ山形県遊佐町アマハゲと類似する。また福井県にはあっぽっしゃなどの呼び名でも分布する。

能登地方では、正月小正月1月6日14日20日に輪島市の各地区で、節分の日に能登町で行われ、若者子供仮面を被って家々を回る。農閑期の終わりを前に、農民を管理していた当時の役人が農民達の怠惰を戒める為に鬼のような形相で各戸を訪問してきたことがルーツとされている。

正月の1月6日に子供の行事として行われていた新潟県村上市の大栗田集落の「あまめはぎ」は、集落内に子供がいなくなり伝承が途絶えていたが、2005年(平成17年)9月に「村上市あまめはぎ保存会」が発足し、村上市内の小学生の参加を得て行事が復活した。

脚注[編集]

  1. ^ 同様に、岩手県大船渡市三陸町吉浜のスネカの場合、囲炉裏やコタツに入ってばかりいて怠けて入る者のに付いた火の斑を剥ぎ取ってしまう、といった意味の「脛皮たくり」が語源と言われている。

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