あぶらだこ
| あぶらだこ | |
|---|---|
| 基本情報 | |
| 出身地 | |
| ジャンル | ハードコア・パンク(初期) カオティック・ハードコア 実験音楽 |
| 活動期間 | 1983年 - |
| レーベル | ADKレコード (1983年 - 1985年) 徳間ジャパン (1985年 - 1989年) キングレコード (1996年) ミディ (2000年) DIWPHALANX RECORDS (2002年) Pヴァイン・レコード (2004年 - ) |
| 公式サイト | aburadako official web |
| メンバー | |
| 長谷川裕倫 (ボーカル・篳篥) 大國正人 (ギター) 小町裕 (ベース) 伊藤健一 (ドラムス・コーラス) |
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| 旧メンバー | |
| 和泉明夫 (ギター) 丸井義則 (ドラムス) |
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目次 |
概要・来歴[編集]
現在のメンバーは長谷川裕倫、大國正人、小町裕、伊藤健一の四人。メンバーチェンジや一時期の活動休止を含むものの、結成から現在まで三十年にわたり活動を続けている。ただしメンバー全員が一般職との兼業であるため、その活動は不定期かつマイペースである。
1981年頃、長谷川がギター、和泉明夫がボーカルをそれぞれ担当していた「変態クラブ」というバンドが前身である。俗にADK時代と呼ばれる最初期のあぶらだこは、レーベルの性格上ハードコア・パンクバンドシーンの代表的存在として認知されていた。しかし、ADK時代の1stアルバムから独特のユーモア感覚や構築性は既にあらわれており、イズミのノイジーかつフラッシーなギターやマルのパワフルでストレートなドラミングと、ヒロシのメロディアスなベースやヒロトモの声色・間などにおいて独特なヴォーカルは対照的な性格を有していた。『ADK盤』の発売後はマルの脱退によってハードコア色は一層希薄化し、当時都内のアンダーグラウンドで活動していた吉田達也がヘルプ参加してからは、現在にまでつながる性急な展開と執拗なリズム変化を基調とした音楽性を確立。伊藤加入以降も徐々にサウンドは変化し、それらのジャンルでは括りきれない独自の音楽性を保持するに至った。
その音楽性は長谷川の奇妙なヴォーカルと現代詩を髣髴とさせる難解な歌詞、それにぴったりと呼応するアンサンブルによって形成される。歌詞の自由詩的リズムに同期したアンサンブルは、楽曲としての体裁を危うくしかねないほど過剰な変拍子やポリリズムが盛り込まれ、短い時間に性急な展開を持たせているのが特徴である。近年では初期の比較的ストレートな攻撃性は薄れ、プログレッシヴ・ロック、スカム、雅楽、(非テクノ的な)アンビエント・環境音楽、現代音楽など、様々な音楽性を内包したものになっていると同時に、奏者たち独特の「間」を持たせたリズム解釈がより顕著となっている。
メンバー[編集]
- 長谷川裕倫(はせがわ ひろとも)
- ボーカル担当。ギターや篳篥も演奏する。愛称「ヒロトモ」。島根県安来市出身。近年は内田静男とのユニット「長谷川静男」や大國・内田と結成したバンド「kito-mizukumi rouber」でも活動中。
- 大國正人(おおくに まさひと)
- ギター担当。1999年加入。神奈川県横浜市出身。
- 小町裕(こまち ひろし)
- ベース担当。愛称「ヒロシ」。東京都新宿区出身。
- 伊藤健一(いとう けんいち)
- ドラムス、コーラス、合いの手担当。1985年10月加入。埼玉県蓮田市出身。
過去のメンバー[編集]
- 和泉明夫(いずみ あきお)
- ギター担当。元チフス、変態クラブ。愛称「イズミ」。1996年に脱退。高円寺百景の創設メンバーでもあった。
- 丸井義則(まるい よしのり)
- ドラムス担当。愛称「マル」。1985年2月に脱退しLAUGHIN' NOSEに参加。
サポートメンバー[編集]
- 吉田達也(よしだ たつや)
- ドラムス担当。通称『木盤』の録音と当時のライヴ活動でのサポート。
作品[編集]
オリジナルアルバムのタイトルはすべて『あぶらだこ』であり、それぞれジャケットのアートワークに即した通称がある。
インディーズ[編集]
- あぶらだこ (1983年8月、ADK-05S)
- 通称『ADKソノシート』。廃盤。
- ラニングハイ/忍耐/エルサレムの屈辱/絶句/無/原爆
- あぶらだこ (1984年9月、ADK-17)
- 通称『ADK12インチ』。廃盤。
- WHITE WOLF/LOGOS/煉瓦造りの丘/童愚/鏡の風景/OUT OF THE BODY
シングル[編集]
- 翌日 (2002年9月8日)
- 2002年5月12日に下北沢シェルターで行われたライブの音源。
- CD-Rによる自主制作盤。ライブ会場のみでの限定発売。
- 翌日 (2004年1月24日)
- 上記と同様の音源を紙ジャケット仕様のプレス盤として再発売したもの。
アルバム[編集]
- あぶらだこ (1985年8月、TKCA-70827)
- 通称『木盤』。
- Farce/S60/Row Hide/象の背/生きた午後/ダーウィンの卵/ティラノの非苦知/BUY/Paranoia/翌日
- あぶらだこ (1986年12月、TKCA-70828)
- 通称『青盤』。
- レコード会社から「難解すぎる」とクレームが付き、自主製作盤として発売された。
- 北極/29/ガロア/祝言/硬貨と水/陰徳/南極/泉わき血がおどる/SLOPE/四部屋/奇智/アンテナは絶対
- あぶらだこ (1989年4月、TKCA-70829)
- 通称『亀盤』。
- 実質3枚目のアルバムだが、上記の理由により極稀に「メジャーデビュー2枚目のアルバム」と呼ばれる事もある。
- 解/陥没/渺茫の星園/五百段階右折/秘境にて/ひかり号/徒歩記/落札/焦げた雲
- あぶらだこ (1996年1月、KICS-521)
- 通称『釣り盤』(『釣盤』)。
- 夜霧の停車場/邁進/天狗の畦道/オー・マイ・ゴッド/錯走/グリーンパーク/蕎麦桜/蒼痍/タッピングペースト/提言/±0.5/啓蟄/春望/オークランド・イン・ヘブン/分陰
- あぶらだこ (1999年12月、OK-0007)
- 通称『OK盤』。
- ADKソノシート、ADK12インチ、GREAT PUNK HITSの収録曲と当時のライブ音源を併せて収録。
- ラニングハイ/忍耐/エルサレムの屈辱/絶句/無/原爆/米ニスト/クリスタル・ナハト/WHITE WOLF/LOGOS/煉瓦造りの丘/童愚/鏡の風景/OUT OF THE BODY/FUN (Live)/エルサレムの屈辱 (Live)/WHITE WOLF (Live)/忍耐 (Live)
- あぶらだこ (2000年10月25日、MDCL1397)
- 通称『月盤』。
- ど宴会錦/やまびこ/湯ヶ島吟行/肴核/索漠な信号/新世界/夕映/律動/冬枯れ花火/過去過去去来
- あぶらだこ (2004年6月4日、PCD-5860)
- 通称『穴盤』。
- 都塵気孔/夏風邪へ魚群/磁場/鰐園/ファストダンスは僕に/映発トンネル/湿原へ砂浜/素懐手/自転車の窓から/トリプルレインボー
- あぶらだこ (2008年6月6日、PCD-18532)
- 通称『舟盤』。
- 倅の勘違い/忿溜艦/禁泳/餅搗きジルバ/凍える炭/グレーグビズマズ/七草牧場/全方眼ブルー/猫の角/入港
- あぶらだこ『ADK Years 1983 - 1985』 (2008年6月6日、PCD-93130)
- 通称『ADK』。
- OK盤の内容に加え、未発表曲のライブ音源を収録。
- ラニングハイ/忍耐/エルサレムの屈辱/絶句/無/原爆/米ニスト/クリスタル・ナハト/WHITE WOLF/LOGOS/煉瓦造りの丘/童愚/鏡の風景/OUT OF THE BODY/絶句 (LIVE)/米ニスト (LIVE)/エルサレムの屈辱 (LIVE)/クリスタル・ナハト (LIVE)/ランニングハイ (LIVE)/忍耐 (LIVE)/無 (LIVE)/原爆 (LIVE)/FUN (LIVE)/スイミングハイ (LIVE)/スカ (LIVE)/カッカッカッ (LIVE)/タムド (LIVE)
参加アルバム[編集]
- GREAT PUNK HITS (1983年12月、25JAL-2)
- ハードコア・パンクバンドによるオムニバス・アルバム。「米ニスト」「クリスタル・ナハト」収録。
- DEVIL FROM THE EAST-A DECADE OF YOSHIDA TATSUYA (1994年、ZIKS BB-014)
- 吉田達也の参加楽曲のコレクション・アルバム。「BUY」(1985年夏のライブテイク)収録。
- スケキヨ (1998年4月22日、MVCH-19002)
- UNDERGROUND SEARCHLIEのアルバム。「横隔膜節」を提供、演奏。
- アオヌマシズマ (1998年5月21日、MVCH-19003)
- UNDERGROUND SEARCHLIEのアルバム。「これが私の登山口」を提供、演奏。
- 極東最前線 (2000年7月16日、SAKASHO-16)
- eastern youth監修のオムニバス・アルバム。「横隔膜節」収録。
DVD[編集]
- 変拍子DE踊ろう (2002年12月25日)
- 2002年7月に表参道FABにて行われた同名オムニバスイベントによる映像。
- 「これが私の登山口」「肴核」「新世界」「律動」収録。
- DVDマガジン「ウラン」vol.5 (2003年12月25日)
- 2003年11月3日に下北沢シェルターにて行われたライブによる映像。「ひかり号」「生きた午後」収録。
外部リンク[編集]
- aburadako official web - 公式ウェブサイト