あぶない刑事 (映画)

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あぶない刑事
監督 長谷部安春
脚本 柏原寛司
大川俊道
製作 初川則夫
伊地智啓
出演者 舘ひろし
柴田恭兵
浅野温子
仲村トオル
木の実ナナ
中条静夫
音楽 志能研三
主題歌 エンディングテーマ:舘ひろし「冷たい太陽」
挿入歌:柴田恭兵「RUNNING SHOT」
撮影 姫田真佐久
編集 山田真司
配給 東映洋画
公開 日本の旗 1987年12月12日
上映時間 99分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 26億円
配給収入 15億円
次作 またまたあぶない刑事
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あぶない刑事』(あぶないデカ)は、1987年12月12日に東映洋画系で公開された日本映画である。『あぶない刑事』劇場版シリーズの第1作。

ヒットドラマとなった『あぶない刑事』の劇場版として製作され、配給収入15億円[1]1988年邦画配収第4位の成績を記録した。同時上映は『七福星』。

キャッチコピーは「ケガする前に、捕まりな。」「取り扱い注意。」「ヨコハマに、火傷しそうな刑事(デカ)がいる。」「ヤバイくらいマブイやつら。」。

ストーリー

とある金曜日の夜、不審車を追跡中のパトカーがロケット弾で爆破されるという事件が発生。同じ頃、大手製薬会社・中光製薬の研究センターでは、新薬開発担当技師二名が惨殺された上、開発中だった抗癌剤のデータも破壊されていた。港署は目撃証言などを受け、破壊工作のプロとして公安からマークされている傭兵・豹藤幸次郎を両事件の容疑者として指名手配。一方、センター襲撃に伴うライバル企業の株価高騰で莫大な利益を得た鳴海総太郎という画商の情報を入手した鷹山と大下は、鳴海の秘書である結城緑を連行して揺さぶりをかけるが、逆に豹藤は薫を拉致し、緑との身柄交換を要求してきた。今までになく危険な犯人に港署全体が翻弄される中、その捜査方針を巡って鷹山と大下の間に亀裂が生じ始める。

登場人物

鳴海総太郎
画商。個人投資家でもあり、自身が保有するコスモ製薬の株価操作を目論み、豹藤を使ってライバル会社である中光製薬の新薬開発担当の研究員を暗殺し、30億円もの利益を得た。
結城緑
絵画を学ぶためにニューヨークへ留学していた際に鳴海と出会い、帰国後は、鳴海の秘書として画廊に勤めていた。鷹山たちの追及に対し、頑なに口を拒んでいたが、次第に鳴海の本性を目の当たりにすることとなる。
豹藤幸次郎
傭兵。殺人・誘拐・爆破など破壊工作のプロフェッショナルとして公安警察からマークされている。鳴海の手先として破壊工作を行うが、腹の底にはどす黒い野心を抱いている。

キャスト

スタッフ

映像ソフト

DVD

2002年9月21日発売。販売元:東映ビデオ DSTD02093/4,500円(税別)

  • カラー本編99分

映像特典

  • フォトギャラリー、オレたち要注意人物 ファッショナブルワンダーランド(メイキング)、予告篇

※2010年6月1日期間限定プライスオフ発売。(ニュープリント・コンポーネントマスター)DCTD02093/3,000円(税別)/片面2層/1.主音声:モノラル/16:9LB ※2012年6月1日東映55キャンペーンプライスオフ発売。DUTD02093/2,800円(税別)/片面2層/1.主音声:モノラル/16:9 LB

Blu-ray

2012年9月21日発売。販売元:東映ビデオ BSTD02093/4,800円(税別)/本編99分/1層/ドルビーTrueHD(モノラル)/16:9【1080p Hi-Def】

映像特典

  • スタッフ座談会 ‐あぶデカをつくった男たち‐ (丸山昇一×柏原寛司×一倉治雄)、オレたち要注意人物 ファッショナブルワンダーランド(メイキング)、『あぶない刑事』劇場6作品予告編集、フォトギャラリー

地上波放送履歴

全て日本テレビ系「金曜ロードショー」(初回のみ「金曜特別ロードショー」)での放送。

回数 放送日
初回 1989年4月7日
2回目 1990年6月8日
3回目 1993年3月5日
4回目 1994年10月28日
5回目 1996年9月6日
6回目 1999年6月4日
7回目 2001年11月9日

脚注

関連項目

外部リンク