あばれ祭り
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あばれ祭り(あばれまつり)は、石川県鳳珠郡能登町宇出津(うしつ)で7月第1金曜日および土曜日に行われるキリコ祭りである。以前は7月7日、7月8日に行われていた。
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[編集] 概要
[編集] 特徴
- 宇出津の八坂神社の祭礼に、酒垂神社(さかだるじんじゃ)(地元での呼称は「さかたりじんじゃ」)・白山神社(はくさんじんじゃ)の宮司が奉仕する祭礼である。
- 装飾性こそ少ないが、構造的には最も複雑な形状をしているキリコとその激しい動き、そして御輿の「あばれ」の勇壮さが特徴である。
- 宇出津湾をはさんで向き合うように立つ酒垂神社・白山神社のそれぞれの氏子が担ぐ八坂神社の御神輿(各1台)と宇出津の各町内で管理運営される40本以上のキリコが町内をねりあるく。
[編集] 奉燈(キリコ)
- キリコは各町内の多数の男女によりかつがれ、キリコの上には子供たちが多数乗り、子供や若い女性が鉦を鳴らし太鼓を叩く。そしてキリコは乱舞する。
- キリコをかつぐ時に肩の所に紐付きのざぶとんを当てるが、このざぶとんの柄がきれいで見ていて楽しい。
- 多数のキリコが「テテンコテンテン・テコテンテン」という八坂太鼓の音に合わせた「いやさか・よっせ、さかよっせ」のかけ声と共に町の中心部に多数集結してくる様は壮観である。
- キリコが乱舞する時には鉦・太鼓と同じリズムで「ちゃちゃんかちゃんちゃん・ちゃかちゃんちゃん」というかけ声もかかる。
- 1日目のクライマックスには能登町役場前に並んだ大松明の周りをキリコが乱舞する。
[編集] 御輿(みこし)
- 御輿は屈強な男達にかつがれ昼間は町内を練り歩き、夜のクライマックスでは水中や火中に放り込まれる。
- 御輿は「ちょうさ・ちょうさ」のかけ声でかつがれ、町内各地でとめて神主が祝詞をあげて町々の平和と繁栄を祈願する。
- 2日目のクライマックスでは八坂神社前の焚き火の中に御輿は何度も投じられたりする。
- 御輿をかつぐ男たちは火中の御輿によじ登ったり、また燃えている御輿をかついで火のまわりを回ったりし、最後は八坂神社の拝殿に運び込み、神主が祝詞をあげ御輿に酒を掛ける。
[編集] 人々
- 地元出身で金沢や東京・大阪などに出ている人たちがキリコをかつぐためにこの日程に合わせて帰ってくる。
- 国内外からの観光客も多い。
- 祭り当日は“よばれ”と言われる、各家庭ごとにごちそうが振る舞われる風習がある。夜遅くまで玄関を開けた状態にして、親戚縁者だけでなく、近隣の住民なども混ざって出入りし、宴が行われる。
[編集] 起源の伝説
- 昔、この一帯に疫病が流行った時に、桜井源五という人が京都の祇園社から牛頭天王を勧請してきて盛大な祭りをしたところ、大きな蜂が現れ人々を次々と刺したという。
- すると蜂に刺された人は病気がたちまち治ったため、あの蜂は神様の化身にちがいないと感謝し、大きなキリコを作って「大泥棒ボー蜂やさいた」とはやしたて町内を練り歩いたところ、悪疫は絶滅したという。
- これが宇出津でキリコ祭りをはじめたきっかけとのこと。
- 桜井源五という名前の人は何人かいるらしいが、寛文4年(1665)に宇出津に引っ越してきた人が最初であるらしい。
- 実際にはこの謂れと一致しない慣習も残っており(例:白山方神輿のアメヤ詣り)、様々な要素を含んで始まっているとみられる。
[編集] 宇出津への交通
- 航空機
- バス
- 金沢駅から北鉄奥能登バス運行の特急バスの飯田車庫行きで宇出津駅前バス停で下車。または珠洲鉢ヶ崎行きで柳田上町(かんまち)バス停下車。別位置の上町バス停から宇出津駅前行き路線バス(北鉄奥能登バス運行)で終点、宇出津駅前バス停下車。
- 鉄道およびバス
- 金沢駅からJR七尾線で七尾駅(または和倉温泉駅)。七尾駅(または和倉温泉駅)でのと鉄道七尾線に乗り継ぎ、終点の穴水駅下車。穴水駅前から北鉄奥能登バスの路線バス(宇出津駅前行き、珠洲鉢ヶ崎行き、または飯田車庫行き)で約1時間。
- 車
- 金沢方面からは、能登有料道路で穴水ICを経て能越自動車道能登空港IC下車。珠洲道路を珠洲方面へ向かい、上町IC下車。宇出津方面へ石川県道6号宇出津町野線で約10分。金沢から約2時間半。
期間中、宇出津の中心部は交通規制されるが、周辺に大きな駐車場(無料)が数ヶ所用意されるので、車は駐車場に置いて、そのまま祭りの行われている地区を歩いて八坂神社方面まで歩いていくことになる。