あなたを忘れない

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あなたを忘れない
監督 花堂純次
脚本 花堂純次
三村順一
製作 三村順一
山川敦子
杉原晃
出演者 イ・テソン
マーキー
金子貴俊
ジョン・ドンファン
大谷直子
原日出子
竹中直人
音楽 杦村雅祥
配給 ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
公開 日本の旗 2007年1月27日
大韓民国の旗 2008年10月30日
上映時間 131分
製作国 日本・韓国
言語 日本語
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あなたを忘れない』(あなたをわすれない)は日韓友情年2005の記念事業として作成された日韓合作映画[1]新大久保駅乗客転落事故を題材にしたフィクション映画であり。試写会には外務省の要請により天皇皇后両陛下が出席するなど、政治的な話題が多い映画であった。公開は事故から6年と1日後の2007年1月27日。韓国では2008年10月30日に公開。

ストーリー[編集]

韓国人留学生の李秀賢は爽やかな外見と豊かな才能を持ち合わせている普通の韓国人である。彼は韓国人らしい人類愛に満ちた優しい性格であるため、音楽を通じて韓国と日本の友情が深まることを願って来日する。韓国人らしい勤勉な性格である李秀賢は、怠惰な日本人のバンドメンバーを叱責、指導していくことで人望を集める。家庭崩壊により「日本人の男は最低」と嘆いていたストリートミュージシャンの日本人少女ユリは、家族を大事にする韓国人男性の優しさに感動して李秀賢と交際を始めるが、彼女の父親は優秀な韓国人によって仕事を奪われた過去があるために韓国人を逆恨みしており、儒教の教育を受けているため礼儀正しく振舞う李に対して、粗野で乱暴な態度で二人の交際に反対する。しかし、ユリの親友の日本人女性ミルキーは「イケメン」韓国人の李がユリと交際していることを羨みながらも彼を応援する。李はロッテの工場でアルバイトをしながら、ロッテ商品の素晴らしさに感銘を受けたり、パチンコが日本人のストレス発散に貢献している素晴らしい娯楽産業であることなどを発見していく。また、日本に強制連行された祖父が住んでいた大阪をユリと訪問し、在日朝鮮人が日本人から差別を受けていることを知りショックを受けるが、韓国の実家に帰って、地元の山に登ったら、どうでもよくなったので、日本に戻ってくる。その後は、白昼の東京でタクシーに轢かれるが、運転手は李が韓国人であることを確認すると李を罵倒しながら逃走し、周りの日本人も大出血する李を救助することなく無視した。韓国人は兵役で鍛えられているため、李はすぐに怪我が治った。映画の終盤に、李は彼に悪態をついてきた日本人が駅のホームから転落している場面に遭遇する。周りにいる大勢の日本人は何もしないため、李は駅のホームに降りて、走りこんでくる電車に対して両腕を突き出して懸命に止まれと合図した。そして、電車に轢かれて死んだ。この時、日本人の関根さんが登場して、一緒に轢かれて死んだ。

スタッフ[編集]

  • 監督:花堂純次
  • 原作:シン・ユンチャン『息子よ! 日韓に架ける命のかけ橋』/カン・ヒボン『あなたを忘れない』/佐桑 徹『李 秀賢さんあなたの勇気を忘れない』
  • 脚本:花堂純次/三村順一
  • 音楽:杦村雅祥
  • プロデューサー:三村順一/山川敦子/杉原晃史
  • 特別協賛:ロッテ
  • 後援:外務省 日韓友情年「2005」実行委員会/日韓議員連盟/釜山廣域市/在日本大韓民国民団日韓経済協会/日韓文化交流基金/日韓親善協会中央会/エル・エス・エイチ アジア奨学会/学校法人 新井学園赤門会/国連支援交流協会
  • 主題歌:『光~あなたを忘れない~』槇原敬之/『辿り着く場所』HIGH and MIGHTY COLOR

配役[編集]

その他[編集]

  • 本作には日本の文化庁が日韓文化交流を理由に3000万円の製作資金を提供している。
  • 2007年1月26日の追悼試写会では、プロデューサーの招聘により今上天皇皇后が訪れた。他には安倍昭恵首相夫人や森喜朗元首相、福田康夫元官房長官、元野球選手の張本勲も試写会に参加している。天皇の参観については、日韓改善の改善をアピールすると共に、右派に対する圧力になるとの見方が出ていた[2]
  • 映画の配給はソニーピクチャーズ。ヒロイン星野ユリを演じたマーキーがボーカルを務めていたHIGH and MIGHTY COLORが本作の主題歌を担当した。
  • 花堂監督は映画製作の過程に当たって「李秀賢が自らの命を顧みず救助活動を行ったのは、朝鮮人独特のウリ(同胞)の精神によるもので有り、李が日本人を許してくれたから日本人を朝鮮人と同じと思ってくれたから」という考えを持っていたが、映画製作に協力した李秀賢と同世代の韓国人達に持論を否定され失望し背を向ける姿が写された[3]

事実の改変と問題[編集]

(劇中)李秀賢が日本で日本人の恋人(星野ユリ)を作っていた。
(事実)実際には来日してから知り合った日本語学校の同級生の韓国人女性と同棲していた
花堂監督は「韓国の恋人と連絡が付かなかったための改変」としているが
[要出典]、複数の取材[4]で、「秀賢さんの両親や友人から話を聞くことはもちろん、日本で勉強している韓国人留学生など約50人に徹底的に取材を行った」と答えている。
当然、星野ユリとその父親は架空人物。星野の父親が韓国嫌いという設定も創作である。
(劇中)李秀賢はタクシーにはねられたが、タクシーの乗客は「早く車を出せ」と運転手に命令し、運転手は逃げる。周りの人間は李を助けない。
(事実)李はタクシーにはねられた後、タクシーの乗客が介抱した。警察署でタクシー運転手と話し合いをするが、自分の日本語があまり通じなかった事や、右腕を骨折したのに保険金が下りなかった事、タクシー運転手が詫びていない事が不満だったと語っている[5]
(劇中)駅の事件現場が最初から混雑している。
(事実)当時新大久保駅には数人しかおらず、ほとんどの人が転落に気付かなかった。そのため、人が集まり出したのは事故の後である。最初から駅が混雑していたわけではない。[要出典]
(劇中)日本人の救援者である関根史郎を取り上げていない。
(事実)花堂監督は関根の遺族が「そっとしておいてほしい」と断ったために、関根史郎については取り上げなかったとしている[6]。最後に「李秀賢さんと関根史郎さんに捧ぐ」とのクレジットが挿入されている。しかし、関根の恩師である写真家の熊切圭介は、協力依頼が一切なかったとしている。[6]

花堂監督自身は「(この映画は)ドキュメンタリーではない。彼の行動を知ったときの感動や彼が発したメッセージを伝えたかった」としている[7]

関連項目[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 故李秀賢さんを追慕する韓日合作映画を制作2005年01月27日16時25分 [中央日報日本語版] [1]
  2. ^ 天皇夫妻、5年前の約束守る…李秀賢氏追悼映画試写会に出席 朝鮮日報2007年1月26日[2]
  3. ^ この場面は、本作の制作過程を取材したNHKクローズアップ現代において2006年3月1日に放映された。
  4. ^ NHKおはよう日本』や『民団新聞』2006年11月29日号
  5. ^ 光文社刊『カムサハムニダ李秀賢さん』より赤門会相談所長の談話。
  6. ^ a b 週刊ポスト小学館)平成19年2月16日号「大ヒット映画 『あなたを忘れない』の「反日シーン」に異論噴出」
  7. ^ 『毎日新聞』2007年2月17日号

外部リンク[編集]