あいつの季節

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あいつの季節
ジャンル テレビドラマ学園ドラマ
脚本 窪田篤人
監督 手銭弘喜
出演者 渡哲也栗原小巻東野英治郎三宅邦子池田秀一小野千春村瀬幸子 ほか
製作
制作 TBS日活
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1969年4月6日 - 1969年9月28日
放送時間日曜日20:00 - 20:56
放送枠TBS日曜8時枠の連続ドラマ
放送分56分
回数13

特記事項:
モノクロ放送。
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あいつの季節』(あいつのきせつ)は、1969年4月6日から同年9月28日まで、TBS系列で放送されたテレビドラマ学園ドラマ。全13話。モノクロ作品。

概要[編集]

原作は、1968年に映画化もされた石坂洋次郎の小説作品『だれの椅子?』。

舞台は東京世田谷区内にあるミッションスクール「信愛高校」。菅原憲一は奥羽大学[1]の研究室に在籍していたが、教授と対立した末に研究室を飛び出して上京し、信愛高校に生物教師として赴任。憲一は英語教師の沢村恵子の、生徒たちとディスカッションしている風景を見かけ、そこから恵子の型破りな授業ぶりに興味津々となり、恵子も憲一の素朴な性格に惹かれるようになっていく。高校生活の中で起こる様々な問題を生徒たちと若い教師たちとで解決していくなどのその様子を軽快、明朗に描いた[2]

菅原憲一役の渡哲也は映画『だれの椅子?』に引き続き同じ役で出演、本作がテレビドラマ初出演作となった。映画版からは三宅邦子長浜鉄平も引き続いて出演していた。

これまで本作のソフト化はされていない。2021年1月17日からホームドラマチャンネルで、渡哲也の「レジェンド俳優特集」としてCS初となるテレビ放送が開始された[3]

  • それから7ヶ月後の2021年の8月に、ベストフィールドから全13話が収録されたHDリマスター版のDVDが発売された。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

  • 原作:石坂洋次郎(『だれの椅子?』より)
  • プロデューサー:浅井秀剛
  • 脚本:窪田篤人(全話担当)
  • 監督:手銭弘喜(全話担当)
  • 音楽:山本直純
  • 撮影:中尾利太郎
  • 照明:土田守保
  • 録音:関勇次郎、宮永晋、古山恒夫、安田進
  • 美術:福留八郎
  • 編集:渡辺士郎、吉川泰弘、藤田未光
  • 助監督:市毛克己
  • 制作担当者:山口謙二
  • 制作協力:森誠一
  • 選曲:山川繁
  • 高津映画装飾、第一衣裳、山田かつら店、アオイスタジオ
  • 現像:TBS映画社
  • 制作:日活株式会社、TBS

サブタイトル[編集]

  1. 1969年4月6日 「ピッケルと彼女」
  2. 1969年4月13日 「野性の香り」
  3. 1969年5月4日 「3人の異母姉妹」
  4. 1969年5月18日 「男性もう一人」
  5. 1969年6月1日 「スパークする男」
  6. 1969年6月15日 「恋を公開!」
  7. 1969年6月29日 「ああ! 男対おとこ」
  8. 1969年7月13日 「フィアンセはわたし」
  9. 1969年8月10日 「告白します!」
  10. 1969年8月17日 「山小屋のふたり」
  11. 1969年8月31日 「知るまい俺の心」
  12. 1969年9月14日 「男ならなぜ…」
  13. 1969年9月28日 「ここに愛の奇跡が」

脚注[編集]

  1. ^ 実在の奥羽大学1972年設立(当初の大学名は東北歯科大学で、奥羽大学になったのは1989年から)であり、本作放映当時は存在しなかった。
  2. ^ 参考:毎日新聞朝日新聞読売新聞京都新聞 各縮刷版週刊TVガイド(1969年4月 - 9月)
  3. ^ 52年ぶりのテレビ放送!名優・渡哲也の貴重な未ソフト化作品を特集”. HOMINIS (2020年12月29日). 2021年1月18日閲覧。
TBS 日曜日20時台
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あいつの季節