β-クリプトキサンチン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| β-クリプトキサンチン[1] | |
|---|---|
|
(R)-3,5,5-トリメチル-4-[3,7,12,16-テトラメチル-18-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-1-エニル)-オクタデカ-1,3,5,7,9,11,13,15,17-ノナエニル]-シクロヘキサ-3-エノール |
|
|
別称
(3R)-β,β-カロテン-3-オール
クリプトキサントール Caricaxanthin (R)-all-trans-β-カロテン-3-オール ヒドロキシ-β-カロテン |
|
| 識別情報 | |
| CAS登録番号 | 472-70-8 |
| PubChem | 5281235 |
| ChemSpider | 4444647 |
|
|
| 特性 | |
| 化学式 | C40H56O |
| モル質量 | 552.85 g/mol |
| 融点 |
169 °C |
| 特記なき場合、データは常温(25 °C)・常圧(100 kPa)におけるものである。 | |
β-クリプトキサンチン(β-cryptoxanthin)は、天然に存在するカロテノイド色素の一つである。ホオズキやオレンジの皮、パパイヤ、卵黄、バター、リンゴ、ウシの血清など多様なところから単離される[1]。
目次 |
[編集] 化学的性質
分子構造はβ-カロテンに似ており、その片方の環にヒドロキシル基が一つ置換している。炭素と水素以外の元素を含むためカロテノイドのうち、キサントフィルに属する。
純粋なクリプトキサンチンは金属光沢を有する赤色の結晶である。クロロホルムやベンゼン、ピリジン、二硫化炭素に易溶[1]。
[編集] 生物学的機能
ヒトでは、β-クリプトキサンチンはビタミンA(レチノール)に変換されるためプロビタミンAと見なされている。他のカロテノイドと同様に、β-クリプトキサンチンは抗酸化物質としてフリーラジカルによる酸化的損傷から細胞およびDNAを保護していると考えられている[2]。
[編集] 出典
- ^ a b c Merck Index, 11th Edition, 2612.
- ^ Lorenzo, Y.; Azqueta, A.; Luna, L.; Bonilla, F.; Dominguez, G.; Collins, A. R. (2008). “The carotenoid -cryptoxanthin stimulates the repair of DNA oxidation damage in addition to acting as an antioxidant in human cells”. Carcinogenesis 30: 308. doi:10.1093/carcin/bgn270.
[編集] 関連項目
- ゼイノキサンチン(α-クリプトキサンチン)
|
||||||||||||||